院長コラム

宮崎市で「百日ぜき」の感染者が急増

「百日ぜき」は特徴的な咳が数週間続き、乳幼児が感染すると呼吸器不全など重症化の危険性もある感染症の一つです。

宮崎市によりますと、市内の「百日ぜき」の感染者は去年1年間は確認されず、今年も先月までは0人でしたが、今月1日から5日にかけて、11人の感染が確認されたということです。

年齢別では、0歳から4歳以下が4人、5歳から9歳が5人、10代が2人となっています。

https://newsdig.tbs.co.jp/articles/mrt/1106818?display=1

11月6日〜11月11日の感染症情報です。

アデノウイルス感染症 4名

咽頭結膜熱 1名

インフルエンザA型 7名

新型コロナウイルス感染症 3名

溶連菌感染症 5名

花粉情報

今年の花粉症は軽い、と思っていらっしゃる方多いのではないでしょうか。今年は多いと言われながら、???と言う感じですが、坂口耳鼻咽喉科・坂口先生の観察データでは、

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例年通り、スギ花粉は2月中旬から飛んではいるのですが、今のところ非常に少ないようです。坂口先生に伺いますと、次に暖かくなったときに一気に飛び出すのではないか、とのことでした。症状の強い方は今から対策をとってください。

田辺市医師会 花粉症情報 をご参照ください。

http://tanabeshi-ishikai.org/kafun-2

聴診器をかえました

新しい聴診器に替えました。

可愛らしい顔が描かれています。ZellMedというブランドでドイツ製の聴診器です。

受診の時にみてください。

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赤ちゃん用と大きなお子さん用です。今まで黒かグレーの聴診器しか持っていなかったのですが、初めての黄と赤です。これで少しでも恐怖感が和らげることが出来れば良いのですが。

結核について

和歌山県の平成23年の新規結核患者さんは234人(人口10万人あたり23.5人)で、全国ワースト3位でした。

平成22年と比較して、26人増えています。0〜20歳台でも7人が結核を発病しています。

決して、遠い存在ではないのですね。

高齢者では、咳、痰の症状がなくても、全身衰弱、食欲不振、体重減少などの症状だけのことがあります。

若年者も、2週間以上の咳が続いている場合は、医療機関を受診してください。

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