院長コラム

たきない町に内科がオープン

5月9日、たきない町に「えのもと内科クリニック」がオープンします。院長は榎本宗浩先生で、私と同じ桐蔭高校卒で後輩にあたります。これで、町内には、小児科(当院)、歯科(まどかデンタルクリニック)、耳鼻科(たかの耳鼻咽喉科)、眼科(坂ノ下眼科)、内科が揃いましたね。あとは、皮膚科、整形外科、、、。

ワクチンの接種部位

当院では、2本以上のワクチンを接種する場合は、太ももにも注射するようにしています。小さいお子さんの手に2本以上を注射するのが大変なことと、太ももは案外痛がらないからです。

これまで最高で5本の注射(ロタワクチンと合わせると6種類のワクチンを同時接種です)をしたことがありますが、4種混合が発売されてからは、ヒブ+肺炎球菌+4種混合+B型肝炎+BCGが最多です。2か月から順調に接種ができれば、5か月時に、4種混合(3回目)+BCGとなります。
ワクチンの種類によって痛みの強さが違うのですが、4種混合は最も痛みが強いようです。不活化ポリオは泣かない子が多いのですが、逆に4種混合はほとんどのお子さんが泣いてしまします。1日に何度も針を刺されるのは大変な苦痛ですが、できるだけ早く免疫(抵抗力)を付けて病気に罹らないように、ワクチン接種が遅れないようにしてください。

水ぼうそうが増えています

最近、水ぼうそうの患者さんが増えています。
水ぼうそうは、1歳以下の赤ちゃん(0か月でも)もかかりやすい感染症です。発熱したり、発疹がたくさん出て、痕が残ることがありますし、いつかかるかわかりません。楽しみにしていたイベントに参加出来なくなったり、重い合併症を伴うかもしれません。ワクチンで防げますし、症状が軽く済みます。

ワクチンは、1歳からです。当院では、1歳児の74%のお子さんにワクチンを接種してもらっています。次の赤ちゃんが生まれる前に、お兄ちゃん、お姉ちゃんはぜひワクチンを受けておいて下さい。

ただ、おたふくかぜと比べてワクチンを接種してもかかってしまう割合が高い(水ぼうそう患者さんの3%にワクチン接種歴がありました)ので、MRワクチンと同じように2回接種が薦められています。

http://www.know-vpd.jp/dl/schedule_age7.pdf
http://www.jpeds.or.jp/saisin/saisin_110427_1.pdf

鼻腔異物

今度は、鼻の中の異物です。3歳の男の子が鼻にマーブルチョコを詰めて取れないとのことで受診されました。幸い当院に到着することには、溶けて崩れてうまく出たようでよかったです。小さいお子さんは、色々なオモチャの部品などを鼻や耳につめることがあります。お気を付け下さい。

咽頭異物

魚の骨がノドに刺さっていると、4歳の男の子が受診されました。見ますと右の扁桃に突き刺さっていましたが、無事に取り除くことができました。平成19年以降では、魚骨の咽頭異物が4人受診されていました。もっとも大きなものは3cmのイガミの骨でした。はじめて、田辺に来た頃(24年前)は1歳未満の小さい子も刺身を食べていることにびっくりしたものです。お気をつけください。

Ibamiryouri