ウイルス性胃腸炎(嘔吐下痢症)
ロタウイルスやノロウイルス、アデノウイルスなどによる感染症です。突然の嘔吐に、続く水のような下痢が主な症状です。発熱することもあります。発熱や嘔吐は1~2日で治まり、下痢は1週間くらいでよくなりますが、ロタウイルスは、重い脱水症、低血糖になりやすいです。
治療
家庭での水分補給が大切です。吐き続けるときや脱水が強いときは、点滴や入院が必要になります。
水分と塩分を十分に補いましょう。
水分だけでなく塩分の補給も大切です。下痢で失われた水分と塩分をおぎなう必要があるのです。
ポカリスエットや果汁、コーラなどは塩分が少なく適していません。
オーエスワン、アクアライトORSなどをお使い下さい。
家庭での治療
①吐き気の強い間:無理に飲ませなくてよいです。
②まずは水分から:吐き気がおちついてきたら水分を少しずつ飲ませてください。
③食べ物:お粥(うどんより紹介のよいお粥がおすすめです)、お茶で柔らかくしたおかき。
こんなときは早めに診察を
①病院から戻ってからも、吐き続けるとき
②元気がなく、顔色がわるいとき
③唇が乾いて、おしっこが少ないとき
次に受診するまでに
家庭で飲んだ水分の量、下痢や吐いた回数などをメモしておいてください。